非常用持ち出し袋を自分で準備してみて思ったこと
今日で阪神淡路大震災から24年です。防災の日や東日本大震災の日と並んで、災害について考える日です。災害について昨年を振り返ると,6月の大阪北部地震,7月の西日本豪雨,9月の北海道胆振東部地震,9月の台風直撃による暴風・高潮被害等,「災」という漢字が選ばれて納得の年でした。
私も昨年をきっかけに,災害に対する考えが大きく変わりました。時間が経ってしまいましたが,ようやく今回非常用持ち出し袋を用意しました。
自分で準備した理由
非常用持ち出し袋としてセットで売っているものもあったのですが,今回は自分で準備しました。セット売りのものを参考にしつつ自分で用意することで,災害時や避難時の様子を具体的に想像することが出来るのではないかと感じたためです。これによって いざという時素早く動けたり,心の準備が出来るようになるのではないかと思っています。また,セット売りって結構お値段高いのですが,自分で用意するとコストを抑えられるので,浮いた分を他の災害対策に回した方が良いなと思ったためです。
では,今回私が準備した内容,なるべく簡単に揃えられる非常用持ち出し袋を準備したのでその中身を紹介します!
準備するにあたってこちらの動画を参考にさせていただきました。
100均で購入したもの
100均でも意外に防災グッズは充実していました。
・金・銀レスキューシート
気温の変化や風雨などに対応するためのシートです。
表が金色で,裏が銀色,寒い時と暑い時に2Wayで対応しています。
・緊急簡易トイレ
水が無い場合に箱があれば簡易トイレが作れるセットです。
こちらは凝固剤で固めるタイプですが,シートに吸わせるタイプもあります。
・レインコート
屋外での雨対策です。
これがあるのと無いのとで大きな違いがあると思ったので購入。
・ウェットティッシュ
水が使えない時に手や身の回りを綺麗に保てるように。
・応急手当グッズ
三角巾,傷用パッド,絆創膏,オキシドール
ドラッグストアで買うかと思いましたが,意外に100均で揃いました。
・お手入れグッズ
はさみ,爪切り,ピンセット,耳かき
ピンセットは木のトゲが刺さってしまった時,はさみはちょっとしたものを切りたい時にも活用できそうです。
・ロープ
1つあると何かと使えそうなので。
・歯ブラシ
一応衛生的に保てるようにチャックケース入りのものにしました。
家にあったもの
・カイロ
寒い時期の場合,これがあるのと無いのとで差がありそうなので。
暑い時期に備えて冷えピタも良いかもしれません。
・マスク
災害時は粉塵が舞う環境になる可能性もありますし,避難所は多くの人が集まるので感染症や乾燥対策にも。
・軍手
理想的には防刃手袋の方が良いそうです。
・シート
休憩したい場所が綺麗とは限らないので。
・服・タオル・下着
圧縮袋に入れてコンパクトにしました。
・乾パン系
元々家に備蓄用として置いてありました。
・水
飲料用としても,非常食用としても必要不可欠な水。
500mLの方が便利だと思うのですが,通常の500mLは賞味期限が約1年しかなく,2Lのものは2~3年もつのでとりあえず2Lにしました。
災害用に5年以上保存可能な保存水というものも売っています。
・給水タンク
折りたためるタンクは配られる水などを貯めて置けます。
・多機能ナイフ
地味に助かる場面多いと思います。缶切りも必要だし。
・生理用品
多量出血を伴うケガをしたときに傷口に当てるようとしても使えます。
・現金
公衆電話用など,少しあれば助かる場面がありあそうなので。
市町村から配布されているもの。自宅に配布されていない場合は市役所に行けば貰えるようです。親戚の連絡先等も記入しておきます。
・安否確認用の家族写真
はぐれてしまった時などに見せられるので必要かと。
・筆記用具
・メガネ
こういうのは避難所でもらえないけど必要なもの。
以前使用していた眼鏡を入れておきます。
・常備薬
こちらも自分に合うものを入れておきます。
・保険証・身分証明書・おくすり手帳のコピー
本物は貴重品として手持ちで持っていくとして,念のためコピーも鞄にあると安心かと。
Amazonで購入したもの
100均や自分の家にあるものだけではなく,災害用の専門グッズはやはり必要。すぐに必要なものでは無いため購入を先延ばしにしがちでしたが,こうしている今この瞬間に災害が起こるかもしれないので,思い切って購入しました!
・フレッシィ ドライシャンプー スプレータイプ 150ml
いわゆる水のいらないシャンプーです。満足にお風呂に入れない環境になった時,これ一つで爽快感が得られると人気のものです。
1回7~8プッシュだそうなので,家族でもこれ1本あれば十分だと思います。
資生堂 フレッシィ ドライシャンプー スプレータイプ 150ml
- 出版社/メーカー: 資生堂
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・Defend ダイナモLEDラジオライト 懐中電灯 ソーラー充電対応
室内用ライト,懐中電灯,ラジオ,充電器を兼ね備えた多機能ライト。
これは今回紹介している物の中で一番用意して良かったものです!
まずは室内用ライトとしての使い方。明るさも無断階調節可能です。
付属のスタンドで自立するのも◎。
折りたたんで棒状にすると,懐中電灯としても使えます。
これが助かるんですが,バッテリーとして携帯を充電できます!
また,FM・AM対応でラジオも聞けますし,緊急時にサイレンを鳴らすこともできます。
給電方法はUSB充電・ソーラー充電・手回し充電の3通りでできます。
満充電から約2か月で充電が0になるみたいなので,普段は1か月に1回充電しようと思います。忘れるようなら変更します。
これは値段と機能で比較したらとてもコスパが良い買い物でした!
電池式もないと不安だという方はもう少し高性能な商品も紹介しておきます。
手回し・太陽光充電に加えて乾電池での充電も可能なタイプです。
少し高価にはなりますが,一つ持っておくと安心感が違うと思います。
ソニー SONY ポータブルラジオ ICF-B99 : FM/AM/ワイドFM対応 手回し充電/太陽光充電対応 シルバー ICF-B99 S
- 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
- 発売日: 2015/11/07
- メディア: エレクトロニクス
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災害時は心身共に疲弊している状況で,食べ物は活力を与えてくれる大切なものだと思ったので,非常食は値段より味の評価で決めました。こちらの尾西の非常食は美味しいと評判でした。
以上のものを大き目のリュックに詰めました!
最初はキャリーケースでもよいかと思ったのですが,キャリーケースだと避難の際に持ち運びにくくなる場合もあると思いやめました。
また,何が入っているのかすぐに分かるように,中身をリストにしてLINEノートに写真と共にまとめました。
置き場所は避難の際必ず通る玄関の近くに設置。
用意をしてみて
実際に自分で用意をしてみて,思ったことです。セットの内容だけだとそれで準備した気になってしまって中身の使い方を理解せずにいざという時困ったりするかもしれません。実際,地域のハザードマップや確認用の家族の写真,保険証のコピー,多少の現金,ペットのご飯,眼鏡や常備薬などは通常のセットには入っていないですが,用意しながら考えていくうちに必要だなと感じたものになります。じっくり時間をかけて考えながら用意することで,自分に必要なものをそろえることが出来ました。
もちろんまだ完璧な準備ではないため,今後新たに気づいて中身の調整を行っていったり,自分が住んでいる地域で起こりやすい災害に特化して考えていきます。そうして常に頭の片隅に置いておいて,その都度見直していくのも大事だと感じました。
また,今回は非常用持ち出し袋を用意しましたが,用意をしながら,
・避難が必要ではないれどライフラインや物流が途絶えた時の生活用備蓄の管理方法
・家族で行動する内容の確認
・避難経路の確認
・自宅での被害を最小限に抑えるための工夫
・外出先で災害が起こった時の備え
など,まだまだ出来ること,備えていくべき課題が沢山見えました。
こうした気づきを得られただけでも,今回自分で用意をしてみて良かったです。防災関連の話はまた随時更新していきます。