【東北旅行】2日目②:花巻
新型コロナウイルス第六波の真っただ中。昨日は日本の新規感染者数が5万人を超えたと報じられました。
こんな中,過去の旅行の記録をもう一度さかのぼることにしました。
2019年のGWに訪れた東北旅行。2日目平泉を後にして,花巻に向かったところからスタートです。
改めて,旅行はその時だけでなく,こうして思い出を振り返ることでも楽しめる素敵なものだなと再認識しています。そして,記録を残しておいて本当に良かったなと思っています。
この記事は2日目①:平泉の続きです。
11:35頃 平泉駅→12:20頃 花巻駅 JR東北本線 約45分
2日目の後半は花巻です。
「宮沢賢治」のまち,花巻
花巻は一言でいうと,「宮沢賢治」のまちでした。
いたるところに宮沢賢治作品の面影を感じることが出来ました。
私は不勉強で宮沢賢治作品は『注文の多い料理店』,『雨ニモマケズ』くらいしか知りませんでした。
駅の看板で歓迎してもらいました。
これは『注文の多い料理店』の2人の猟師と山猫。
こちらは『銀河鉄道の夜』ですね。
この作品は旅行した当時の2019年は読んでいなかったのですが,
2021年,向日市天文館にてKAGAYAスタジオのプラネタリウム作品『銀河鉄道の夜』を鑑賞し,作品の魅力を知ることができました。
非常に美しい作品でしたのでご興味ある方はぜひお近くの上映館でご覧になってください。
いくつかのフクロウの意匠。
宮沢賢治はフクロウが好きで,様々な作品に登場するそうです。
ちなみに花巻市の鳥もフクロウだそう。
丁度お昼時だったので,ランチに寄れるお店を探しました。
「やぶ屋総本店」さん。
大正12年創業,花巻発祥のわんこそばを提供,そして宮沢賢治が足しげく通い,「三ツ矢サイダーと天ぷらそば」が大好きだったそうです。
お店のウィンドウには宮沢賢治をかたどって,雨ニモマケズの詩が書かれたものが飾られていました。
さすがの有名店のGWのお昼時とのことで,少し混雑していました。
お客さんがどこから来たかをシールでアンケートしていました。
やはり東日本からの来客が多いですね。
注文したのはやはり,宮沢賢治が食べたという天ぷらそば!
美味しかったです^^
ももクロも訪れたようで写真が飾ってありました。
宮沢賢治童話村 賢治の学校
お腹も満たされたので早速観光します。
向かったのは「宮沢賢治童話村」。
宮沢賢治作品の世界観を再現した建物「賢治の学校」と,全7棟のログハウス賢治作品に登場するモチーフについて学ぶことができる「賢治の教室」で構成されます。
敷地内には「あんまり川をよごすなよ」というメッセージと子供の銅像。
後で調べると,『風の又三郎』の1シーンだそうです。
地面に星座をかたどったモニュメントも。銀河の川のようできれいでした。
まず賢治の学校へ。
建物内には様々な著名人のサインがありました。
スタジオジブリプロデューサーの鈴木敏夫さん。作曲家の久石譲さん。
『この世界の片隅に』の原作者 こうの史代さん。
宮沢賢治をリスペクトしていたり,影響を受けたクリエイターは数多くいることでしょう。
建物内の1つ目の部屋,「ファンタジックホール」。
白くて広い空間です。まず目につく壁の絵は『銀河鉄道の夜』のイメージ。
壁際の椅子は一つ一つ違っていて,足元に作品の一部を記載したプレートがありました。
白い椅子の反対側の壁には,本棚や画面のレイアウト。
心落ち着く不思議な空間でした。
2つ目は「宇宙の部屋」。
写真では伝わりづらいですが,万華鏡のような部屋に様々な星座の姿が映し出されていました。
3つ目の「天空の部屋」,4つ目の「大地の部屋」,5つ目の「水の部屋」は動画にてご紹介となります。
その他,作品の場面場面を順に追える模型も展示されていました。
宮沢賢治童話村 賢治の教室
「賢治の教室」は賢治作品によく登場するモチーフである「植物」「動物」「星」「鳥」「石」についての展示。
おすすめはこの鳥の部屋。ある仕掛けがあって楽しめますので,ぜひ実際に行って体験してください^^
こちらは星の部屋。
万華鏡がきれいでした^^
お土産グッズもたくさん売っていました。
注文の多い料理店のTシャツ,ポストカード,雨ニモマケズタオルなど色々購入しました^^
宮沢賢治童話村を後にし,近くにある「山猫軒」に寄りました。
こちらはレストラン兼グッズショップ。
建物のデザインや看板の意匠がとてもかわいいです。
どなたでも入っていいそうです^^
食事を終えていたのでレストラン利用しませんでしたが,お昼時に合わせて立ち寄るのも良いと思います。
食べられることはないので安心してください^^
宮沢賢治記念館
続いて宮沢賢治記念館へ。
記念館までのものすごく長い階段。全部で367段あります。
一段一段に文字が書かれ,順に読むと賢治作品の一部になります。
入ってすぐには賢治サロンという喫茶コーナーがありました。
展示は写真撮影NGのため,花巻観光協会さんのHPより引用。
常設展示では,「科学」,「芸術」,「宇宙」,「宗教」,「農」の分野に分けてたくさんの貴重な資料が展示されていました。
数々の作品は,確かな科学的知識に裏打ちされたものだということがよくわかります。
『銀河鉄道の夜』や『雨ニモマケズ』の自筆原稿などは必見です。
「宮沢賢治童話村」は比較的子供向けで楽しく学ぶことをテーマとし,「宮沢賢治記念館」は大人向けでより深く宮沢賢治を理解できる施設でした。
どちらもおすすめですが,時間の制約等でどちらに行くか迷う方は,上記の情報を参考にされても良いかもしれません。
賢治のまち,花巻を後にして一路盛岡へ。
夜は「杜のキッチン Marche -マルシェ-」にて夜ご飯。
これまで食べたあぶらげの中で一番おっきくて美味しかったです^^
海老のマカロニグラタン
どれも美味でした!
実はここから盛岡で3泊します。
お宿はホテルニューカリーナにしました。
素泊まりとはいえ観光に適した立地で一人一泊4500円程度とお安いです。
明日は一日バスツアーです!
3日目①:岩手バスツアー編に続きます!