【ロンドン・パリ旅行】⑦パリ市内観光2日目
⑥パリ市内観光1日目の続きです。
ヴェルサイユ観光
あっという間に観光最終日です。
朝ロビーで朝食を取っていると,「相席良いですか?」という耳慣れた言語が。
見ると日本人の夫婦でした!
外国で見る母国人にはお互い親近感がわいたのか,自然と色々話しが弾みました。
聞くとその夫婦は福岡の人で,フランスのみ4日間の旅程の最終,帰国日とのこと。
「すごくいいよ~」とオススメされました。
ヴェルサイユはこのようにパリ市内からは少し離れたところにあります。
また,パリの大きさと比較するとその庭園の広さが伝わるでしょうか。
少し遅めに出発したため,ヴェルサイユの郊外に行くためのPERという電車に乗ることに。
パリ市内のメトロは買い方が簡単なものの,PERは別物なため駅員さんに聞いて買いました。
メトロの本数が多かったので油断してしまいましたが,
PERは本数がさほど多くなかったので乗り換えを逃すとかなり時間をロスしてしまいます。
しかし乗り換えがよくわからず,ホームにいた夫婦に聞いて何とか乗り換えることができました。
途中で見えたヒーローアカデミアのポスター。
フランスはやはり日本のアニメ文化が人気らしく,他にもセーラームーンのポスターなどがありました。
ヴェルサイユの最寄り駅に到着。
奥に金色の宮殿が見えますが,遠足らしき学生集団と一緒になりました。
学生達のジーンズ率の高さが異常だったのが印象的でした。
やはりフランスはテロ警戒か,銃を手にした軍人さんが至る所にいました。
フランス王朝全盛の象徴,金ぴかのヴェルサイユ宮殿がお目見えです!
金閣寺が霞むほどの金使い!!
そして,その前に続く長蛇の行列・・・。
一番前の人にどれくらい並んだか聞いてみたところ,約1時間とのこと。。
一旦入場は保留してとりあえず奥の庭園を見てみることに。
宮殿の裏側にこの広大な庭園が広がっています。
この広さ,なんと東京ドーム220個分。
当時はこの10倍もの広さがあったというから驚愕です。
真ん中あたりの巨大噴水。池ぐらいあります。
天気も気温も丁度良くとても気持ちが良いです^^
ただただ広いので,このような写真が無数に撮れました。
奥の方にあるマリーアントワネットの離宮。
宮殿でのきらびやかな暮らしから離れて質素な生活を好んだという建物。
でも十分豪華ですけどね。
マリーアントワネットと愛人フェルセンの逢引の場として使われていたという殿堂。
事前に『ベルサイユのばら』を読んできたので,
あの舞台がここかぁ~と感慨に浸りました。
ベルバラは面白いので普通におすすめです!
殿堂に座ってマリーアントワネットに思いを馳せます。
ただあまりにも広大なので,ここまで歩いて戻るまでに2時間もかかってしまいました。。
行列も全く減っておらず,泣く泣く宮殿内の観光は諦めることに。
もし行かれる際は,半日は取れるよう時間に余裕を持っていくか,庭園観光はレンタサイクルやバギーを活用して時短することをおすすめします。
肩を落として駅に向かおうとすると,パリの学生2~3人に呼び止められ,何やらインタビューされました。
出身は?とか,宮殿はどうだった?とか,パリの人のことをどう思うか?
といったことを聞かれました。
高校~大学生位の位だったので外国人の動向を調査する授業の一環か何かでしょうか。
そのあたりのことを逆に聞ければよかった。。
聞かれたことにちゃんと答えられたので嬉しかったです。
駅の近くのマクドで昼食をとりました。
店内は巨大なデジタルスクリーンでタッチパネルで商品を選ぶと自動でキッチンに注文が通るようになっていて進んでました。
味は日本のものと特に大差はなかったです。紅茶は最初から砂糖が入っていて甘かった。。
ヴェルサイユからパリ市内へ戻ります。
地下鉄はこの広告であふれてました。やはりマンガとか好きなんですね~。
そして昨日約束したルイ・ヴィトン本店に戻り母親の誕生日プレゼントの財布を購入。
ヴィトンのロゴが控え目に入っていて,中は薄いピンクで可愛いです。
新品はこちら
パリでは€360,デタックスで€40で約4万円。
日本だと6万円くらいなので2/3位で買えました!
ちなみに購入時も飲み物をご馳走してもらいました^^
オランジュリー美術館&オルセー美術館
無事買い物も済んだので夜の芸術鑑賞の時間です。
オランジュリー美術館へ。
オランジュリー美術館は数は少ないものの珠玉の印象画が飾られています。
印象派の絵が好きな方はここは是非!行ってほしいです。
ルノワールの『ピアノを弾く少女たち』。類似の構図で5枚存在するうちの1枚です。
他にもルノワール作品がこんなに。
特に有名なのがモネの『睡蓮』の大作たち。
壁一面のモネの睡蓮が2部屋に渡っていて圧巻でした。
少し歩いて,伝統のルーブル美術館のセーヌ川をはさんで対岸に,
こちら,オルセー美術館です。
オルセーは比較的新しい作品が多いので,
新旧の芸術がセーヌ川はさんで向かい合っている姿が何とも圧巻ですね。。
中はこのような感じ。
建物が非常に美しいです。
元は駅舎として建てられたものを美術館にしたもの。
その駅舎にあったままの時計台が美しい。普通に美術品としての価値があります。
館内は日本語オーディオガイド€5で主要作品の解説が聞けます。
このオーディオガイドはかなり内容が良いので,ぜひおすすめです。
特に画家同士の交流の様子を説明してたのがよかったです。
ここに行って以降,美術館に行くときはオーディオガイドを必ず使うようになりました。
ミレーの『落穂拾い』
ゴッホの『自画像』。
こちらの『ファンゴッホの寝室』は,過去日本人実業家の松方幸次郎さんが所有していましたが(いわゆる松方コレクション),二次大戦後に敵国財産としてフランスに没収され,一部は返還されたもののこの名品については返還を認められなかったという経緯があります。
モネの『ルーアン大聖堂』の連作
モネの『日傘の女』。右向きと左向きの2枚を比べて見られるなんて贅沢です!
モネの『草上の昼食』の大作。右側はモネにより切り捨てられています。
他にも,モネ,マネ,ルノワール,ゴーギャン,セザンヌ,シスレーなどの作品がありました。
もちろん絵画以外にも彫刻やアールヌーボーの家具などが展示されています。
これをブロンズに鋳造したものが国立西洋美術館にありますね。
時計窓の隙間から,先ほど訪れたサクレクール寺院があるモンマルトルの丘が望みます。
私がオルセー美術館の中で最も印象的だった場面。
こちら。犬を連れた女性とガイドする女性。
普通動物は館内に入ってはいけないのですが,この犬は盲導犬なのです。
そう,女性は盲目の方でした。
ガイドの方がどんな作品かを説明していて,
絵画は目が見えなくても楽しめるものなのだということに気づかされました。
一番上の階はパブのようになっていて,右側のステージで画家の人が壁一面のキャンパスに作品を描いていました。
オルセー美術館も木曜は21:45まで開館しているのでゆっくり楽しめました!
パリに行くなら水木でルーブル→オルセーか,木金でオルセー→ルーブルがおすすめです!
パリの日本食レストランへ!
夜ごはんはホテルの向かいにあって気になっていた『日本食レストラン』に行きました。その名も「OSAKA」。笑
ちゃんと箸食です。
卓上にキッコーマンの醤油が2本。なめてみると,普通の醤油と砂糖醤油でした。
赤ワイ「ソ」。(笑)
メニューは寿司か天ぷらがメインでした。
私は寿司を頼みました。
サーモンとアボカドの巻きずし。
ちゃんとガリとワサビ付き。
これとサラダとスープが付きました。
サラダは浅漬け風,スープは少し薄味。味噌と中華を足して2で割ったような味でした。普通に美味しかったです!
店員さんは中国系の人で,サッポロのはっぴを着ていました。笑
の割にビールはキリンでした。笑
海外であえて日本食を食べるということをしてみたかったので,できて楽しかったです。
次回いよいよ最終回。⑧帰国,そして振り返りです。