第一世代を4年使ったのでiPhoneSE(第二世代)購入を検討した
こんにちは!
以前下記の記事で紹介したように,私は格安SIMのイオンモバイル×Appleから直接購入したiPhoneSE(第一世代)を使用しています。
iPhone遍歴は比較的長く,2009年に3GSを持ってから,3GS→4S→5C→5S→SEとずっと愛用してきました。
5Sまでキャリアの縛りにより買い替え頻度は高かったのですが,イオンモバイル加入と同時にAppleからiPhoneSEを直接購入してからは,自分の好きなタイミングで買い替えができるようになりました。
ここ数年発売されていたハイエンド機種は高額であることとサイズが大きいことがネックでした。今回発売となったiPhoneSE(第二世代)はその二つを(比較的)解消してくれるものという前評判が聞こえてきました。
今回はiPhoneSE(第二世代)をiPhoneSE(第一世代)と比較しながら性能を検証し,買い替えに足りうるか検討した内容を紹介します。
同じく買い替えに悩んでいる方の参考になれば幸いです。
iPhoneSEは2016年6月から約4年使いました。途中バッテリーとフロントパネルを交換しましたがそれ以外に大きな故障もありませんでした。
ただし最近はバッテリー消費が大きく,旅行等で丸一日使用するときはモバイルバッテリーが手放せない状態です。
私と同時に購入した母は私ほどヘビーユースしていないためまだバッテリーは比較的持ちがよく,あと1年は使うそうです。
こんな風に状況により買い替え頻度を調節できるのも,格安SIMにしてよかったと思えるポイントです。
- iPhoneSE(第一世代)のトータルコスト
- iPhoneSE(第二世代),iPhoneSE(第一世代),iPhone8との比較
- iPhoneSE(第二世代)の良い点
- iPhoneSE(第二世代)の惜しい点
- iPhoneSE(第二世代)は買い?保留?
iPhoneSE(第一世代)のトータルコスト
iPhoneSE(第二世代)を検証する前に,現状のiPhoneSE(第一世代)で今までにかかった総コストを計算しておきましょう。私は通信費と端末代を合わせてコストとして考えています。この計算が簡単なのも格安SIMの良いところ。
以下,すべて税込みです。
端末代:iPhoneSE(第一世代)(64GB) 64584円
バッテリー交換 3226円
パネル交換 9680円
通信代:音声付き6GB 2138円/月*
端末代を約4年間(47カ月)で割ると1648円/月。通信代と合わせて3786円/月でした。
* 通信費は月により4GBにしたりしてもう少し安い月もありました。また,増税による変動もあります。今回は一律6GB,8%税で計算しています。
フロントパネルを割ってしまった交換費が少し痛めでしたが,それでも端末代と通信費込みでこの価格なら大満足です。
使えば使う程コストは下がっていくのですが,4年使った段階ですでに満足のいくコスパですのでここで買い替えすること自体はOKと判断しました。
ちなみに母は
端末代:iPhoneSE(第一世代)(16GB) 51624円
通信代:音声付き1GB 1382円/月
端末代を約4年間(47カ月)で割ると1098円/月。通信代と合わせて2480円/月でした。
あと1年使用したとすると2256円/月になります。
衝撃のコスパです。
iPhoneSE(第二世代)は第一世代を下回る価格設定で,
128GBでなんと税込み54780円です。
iPhoneSE(第二世代),iPhoneSE(第一世代),iPhone8との比較
それでは,iPhoneSE(第二世代)と,iPhoneSE(第一世代),形が全く同じのiPhone8とを比較していきましょう。
まずは見た目。少し前に発売されたiPhone8とほぼ同じ見た目です。
カラー展開に変化があり,ゴールド,シルバーがなくなりレッドとホワイトが追加されました。また,フロントパネルの上下が白から黒に変更になっています。
個人的にはゴールドの前面は白が好みだったので,ここは少し残念です。
こちらが主な特長。最新機種の11と比較すると小型とはいえ,SE(第一世代)と比較するとやはりサイズアップしています。
顔をしっかり出さないと認証できないFace iDはなく,指紋認証のTouch iDを採用してくれたのはとてもうれしい所。特にこのコロナ禍でマスクをしている方はFace iDに不便を感じているようです。
スマホの心臓部であるプロセッサーには最新機種の11と同じA13 Bionicチップを採用。ボディは既存のものを流用して開発費を抑える代わりに中身を最新にし,低価格で高性能を実現。こういうところ大好きです。
SE(第一世代)にはなかった防水性能があるところも,とてもうれしいです!
もう少し詳細に見ていくと,画面解像度等の性能は全体的にアップしています。
重量が35g増えています。
カメラ性能ももちろん全体的にアップ。
f値が2.2から1.8になることで,暗い所でもよりきれいな写真が撮れるようになります。
また,シングルカメラながら背景をぼかせるポートレートモード搭載。
ただし,残念ながらこれは人物限定で,物撮りには対応していないそうです。
ビデオももちろん性能向上。
こちらは性能アップが顕著で1.2MPから7MPと,約5倍の解像度になりました。
iPhoneをかざすだけで新幹線に乗車できるエクスプレスカード機能はSE(第一世代)にも搭載されており,便利なので使用していましたが,万一電源が切れてしまった場合でも予備電力で使用できるようになり,安心が追加されました。
また,地味にiD決済に対応していなかったのですが,それができるようになりました。これからはApple Pay活用していきたいです。
また,比較では項目にないのですが,最近新しく整備されつつある5G規格には非対応になります。
おそらく秋頃に発表される次回ハイエンド機種は対応しているとの見込みです。
バッテリー持ちは特段良いというわけではなさそうです。
こちらかなり残念なのですが,イヤホンジャックが廃止され,ライトニング端子となってしまいました。つまり他に今まで使っていたイヤホンは使えないのと,充電しながらイヤホンを使用することができなくなっています。
イヤホンを失くしたり,断線してしまったときに手軽に手持ちのイヤホンを使えないのが残念です。
ワイヤレス充電に対応しているので,充電中の使用はそちらにすれば対応はできそうです。もちろん別途充電器は購入要です。
iPhoneSE(第二世代)の良い点
以上に述べてきた中で,iPhoneSE(第二世代)の良いなと思った点をまとめます。
・45000円~と低価格
・Touch iD認証
・最新機種と同じA13で高性能
・暗いところがきれいに撮れる
・iD決済ができる
iPhoneSE(第二世代)の惜しい点
逆に,少し残念な点もありました。
・前面がホワイトではない
・イヤホンジャックがなくなった
・ポートレートモードが人物限定
・5G非対応
iPhoneSE(第二世代)は買い?保留?
良い点も惜しい点もそれなりににありますが,全体として低価格で高性能な高コスパ機種はとてもうれしいです。
結論。
iPhoneSE(第一世代)からiPhoneSE(第二世代)の買い替えを決意しました!
最大の悩みポイントは,5G非対応の件。5Gのある未来にはとても期待していて今非対応機種を買うことに悩みましたが,現時点でまだまだエリアが狭く,全国で広範で使用できるのには数年を要すると思われることから,5Gは次回買い替えまで見送ることにしました。
2~3年で5G環境が整えば,SE(第二世代)を売ってそれを元手に対応機種に乗り換えることも念頭に置いています。
買うと決めたら,購入は公式ストアでポチッとするだけで2分で終了。
キャリアに縛られて購入タイミングを計ったり,乗り換えキャンペーンを求めて乗り換え手続きをする手間もなく快適です。
ちなみに現時点でSoftbankとdocomoがiPhoneSE(第二世代)の料金を発表しています。2年間保有したタイミングでスマホを返却,買い替えたら残りの金額払わなくて良いというキャンペーンを2社とも実施しています。ただ,これをしなくても買い替えたいときは普通に売ればそれなりの金額になるのである程度回収はできると思います。それなら24カ月に縛られず好きなタイミングで買い替えたいですね。月額通信料も格安SIMと比較すると高いです。
また,乗り換えユーザーには割引が大きいですが既存ユーザーの機種変更は大した割引がなさそうです。既存のユーザーへのケアが薄いなと思う点も,キャリアを離れる原因の一つでした。
次回は実際に届いたiPhoneSE(第二世代)を使って,iPhoneSE(第一世代)と比較していきたいと思います!