ラヴレター/岩井俊二
雪山で死んだフィアンセ、藤井樹の三回忌に、渡辺博子は想い出に封印するかのように、樹が中学時代に住んでいた小樽に手紙を出す。ところが、今は国道になっているはずの住所から返事がくる。天国の彼からの手紙?博子は再び返事を書き、奇妙な文通が始まる。もうひとりの藤井樹は何者なのか?二度と戻れないその場所から、大切な何かがよみがえってくるのだった。
天国からの手紙、なんて言うからちょっとオカルトちっくででもロマンチックなのかな。と想像して読み出したけど、意外に現実的なオチで拍子抜けでした(笑
子供のころ、誰も借りないような図書カードに自分だけ名前を書くっていうのに、なぜかワクワクしたのは覚えてます。少なくとも筆者も子供の頃にこんな経験あったのかな、って思いました。
- 作者: 岩井俊二,北川悦吏子,谷口広樹
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 1998/03/20
- メディア: 文庫
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