ありがとう平成!31年間を振り返って次の世代に受け継ごう(後編)
こんにちは,かなっぺといいます。
平成も開け,令和になりました。
これまで週2の定期更新を続けていましたが,令和の開始に伴い不定期更新に変更させていただきたいと思います。理由としては,プライベートの繁忙期等に定期更新することが困難な場合があり,無理して記事を書くのも自分がやりたいことではないなと思ったためです。
というわけで,今後は不定期更新となりますが,令和の新時代も気長にお付き合いいただけると幸いです。
では,和暦をはさんで平成の振り返り後半を行っていきたいと思います!
平成16年
スマトラ沖地震(M9.0)で大津波発生
30万人以上の死者・行方不明者を出す大災害でした。
新紙幣発行
先日2024年度を目途に新紙幣に代わることが発表されましたね。
邦画ランキング1位:ハウルの動く城
木村拓哉さんが声優を務めたことでも有名になりましたね。
ハウルの動く城1 魔法使いハウルと火の悪魔 (ハウルの動く城 1)
- 作者: ダイアナ・ウィンジョーンズ,佐竹美保,西村醇子
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 1997/05/01
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こちらも原作を読んでいたので,それがジブリで映画化されると知って嬉しかったのを覚えています。
平成17年
JR福知山線脱線事故
JR史上最悪の事故となってしまいました。
このころから乗り物の座席における事故生存率を意識するようになりました。ちなみに電車・バス・飛行機等は先頭の死亡率が高い傾向にあります(事故の種類にもよります)。
日本の人口が1899年の統計開始以来初の自然減
「ドラえもん」の声優陣交代
少しずつ慣れてきたと思っていましたが,もう10年以上経ってるんですね。
Youtubeサービス開始
HIKAKINやはじめしゃちょーらの先駆者に始まり,今では子供の将来なりたい職業ランキングに「Youtuber」がランクインする時代になりましたね。
洋画ランキング4位:チャーリーとチョコレート工場
原作のロアルド・ダールさんの児童書は小さいころから愛読していました。
チョコレート工場の秘密 (ロアルド・ダールコレクション 2)
- 作者: ロアルド・ダール,クェンティン・ブレイク,Roald Dahl,Quentin Blake,柳瀬尚紀
- 出版社/メーカー: 評論社
- 発売日: 2005/04/30
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ちなみに,邦画ランキングは2年連続『ハウルの動く城』です。
平成18年
SNS「Twitter」のサービス開始、SNS「Facebook」一般向けサービス開始
今となっては当然のようにあるものですが,まだ10年ちょっとの歴史なんですね。令和の時代はどんなサービスが始まるのでしょうか。
私たちとネットとの付き合い方も大きく変わっていきそうですね。
邦画ランキング1位:ゲド戦記
こちらも劇中歌である『テルーの唄』が名曲でしたね。
平成19年
「不二家」「赤福」「船場吉兆」など、食品偽装問題が相次ぐ
「ささやき女将」として有名になりましたね。このころから食の安全管理が厳格化されてきました。
iPhone発売開始
日本では採用されている通信方法が異なっていたたため発売されませんでした。日本で発売が開始されたのは次のiPhone 3Gからです。
「ニコニコ動画」サービス開始
サービス開始時期はYoutubeと大差なかったんですね。
平成20年
リーマンショック
アメリカ大統領にオバマ氏当選
アメリカ合衆国史上初のアフリカ系大統領。演説での「Yes,we can.」というセリフも話題になりましたね。
邦画ランキング1位:崖の上のポニョ
主題歌を歌う大橋のぞみちゃんも人気になりましたね。
平成21年
日経平均株価、バブル後最安値の7054円を記録
数値上はここが景気のどん底だったんですね。
マイケル・ジャクソンさん急逝
裁判員制度の開始
これにより一般市民が殺人などの重大事件の判決に直接かかわることとなりました。
名作アニメ:君に届け
当時風早くんと爽子の関係にきゅんきゅんんしていた人も多いはず。
平成22年
日本航空が経営破綻
突然のことなので驚きでしたね。
小惑星探査機「はやぶさ」7年ぶりに地球に帰還
様々なトラブルに打ち勝ち,無事帰還を果たしました。現在はやぶさ2が世界初のミッションを続々と成功させていますね。
ベストセラー:もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
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平成23年
東日本大震災(M9.0)で死者・行方不明者約2万人(3月11日)
この年はこの大災害を抜きには語れませんね。
福島第1原発事故が発生
津波被害と並んで,大災害が起こってしまいました。国際原子力事象評価尺度において最悪のレベル7に分類されています。
電力不足も発生し,日本では計画停電が実施されました。
これに伴う風評被害により,東北地方の産業・観光業への打撃も深刻なものでした。廃炉に向けた作業は事故から8年続いた現在も行われており,長い年月が必要となっています。
令和を迎えるにあたり負の遺産となってしまいました。
地上波テレビのアナログ放送終了
移行期間限定の寿命を全うした地デジカが懐かしいですね。
アップル創業者スティーブ・ジョブズ氏死去
早すぎる死が非常に残念でした。
iPhoneの発表会や講演等,彼が残した数々のスピーチも強く印象に残っています。
世界人口が70億人突破
私が初めて世界人口を習った時は64億人でした。
邦画ランキング1位:コクリコ坂から
平成24年
京都大学の山中伸弥教授「iPS細胞」の作成でノーベル医学・生理学賞
研究資金確保のためにマラソンをして募金を集めている姿が印象的でした。日本の科学研究の諸外国との待遇の差が注目されました。
山中教授の「この技術はまだ誰の役にも立っていない。これを使って実際に多くの患者さんを助けるところまでもっていくことが私の使命だと思う。」という言葉がとても印象に残っています。その言葉通り,現在再生医療が実際に人々の役に立ち始めています。
パナソニック、VHSビデオ対応機の生産終了
再生できなくなったVHSカセットが自宅に眠っている方も多いのではないでしょうか。
平成25年
ドラマ「半沢直樹」が高視聴率(平均29.1%)
名台詞「倍返し」が流行語にもなりました。
邦画ランキング1位:風立ちぬ
初めて宮崎監督が自身の作品をみて涙したものです。現時点で宮崎監督作品はこれが最新作です。現在は『毛虫のボロ』を制作中で,着実に完成に近づいており楽しみですね。
平成26年
ソチ冬季五輪。男子フィギュアの羽生結弦選手が金メダル
当時19歳。次回の平昌オリンピックでも金メダルを獲得し,66年ぶりの五輪連覇となりました。
「笑っていいとも!」放送終了
なんと31年半もの歴史に幕を閉じました。お昼時に当たり前のようにあったものが無くなってしまい,寂しかったですね。
番組終了後,毎日生放送が無くなってブラタモリで海外等遠出をしていますね。
理化学研究所の小保方晴子氏らが「STAP細胞」論文発表、後に撤回
真実なら画期的な発見だっただけに,後の検証で再現性が取れなかった時には落胆したのを覚えています。取材や世間の執拗な追及には少しやりすぎな気がしていました。
邦画ランキング1位:永遠の0
好きな作品だったので嬉しかったです。試写会に行ったのを覚えています。主演の岡田さんの演技がはまっていました。
洋画ランキング1位:アナと雪の女王
これまでのディズニーにはない深みのあるストーリーや新しい愛の形や,美しい映像表現,音楽が人気を博し,アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞しました。
平成27年
安全保障関連法が成立
集団的自衛権を認める等の内容が盛り込まれています。今後海外で紛争が起きた際にこの法律に基づき日本が直接参加することになります。二度と戦争に参加してほしくないと思いますが,それが破られてしまう未来が令和に来てしまうかもしれないと思うと,悲しいです。
お笑いコンビ「ピース」又吉直樹の『火花』が芥川賞に
読みましたが,その高い文章力には驚かされました。話題性などではなく,純粋に実力で受賞したことがよくわかりました。
名作ドラマ:下町ロケット
平成28年
天皇陛下、国民向けビデオメッセージで退位の意向を示唆
内部では,さらにこの数年前から退位の意向を示されていたそうです。約10年もの期間を経て,ようやく退位となりました。本当にお疲れ様でした。
アイドルグループ「SMAP」解散
世間に衝撃が走りましたね。同じく国民的アイドルグループの嵐も2020年末をもって活動休止することになっています。
ポケモン GOの日本配信開始
屋外でポケモンGOをしている人の姿をよく見かけましたね。
平成29年
「将棋ブーム」。藤井聡太四段が29連勝、加藤一二三九段が引退、羽生善治竜王が「永世七冠」に
ついに新時代のエースが登場しましたね。
ドナルド・トランプ氏がアメリカ大統領に就任
「アメリカ・ファースト」を謳う指導者の登場には驚かされました。就任後も数々の突飛な言動で私たちを驚かせています。
フリーアナウンサーの小林麻央さん死去
多くの人が悲しみましたが,同時にブログには励まされていた人もたくさんいました。
洋画ランキング1位:美女と野獣
エマ・ワトソンの美しさに見ほれた方も多いのではないでしょうか。
平成30年
大阪北部地震,大型台風21号上陸,西日本豪雨,北海道胆振東部地震等,各地で自然災害が多発
この年の漢字は「災」という漢字になってしまいました。
この1年で災害に対する意識が変わり,自分にできることから対策を始めました。
オウム松本死刑囚らの死刑執行
突然のことに驚きました。同日に7人の死刑執行が行われるのは異例のことです。
予算300万円のB級映画「カメラを止めるな!」が大流行
最近テレビで初公開されていましたね。映画を見た感想は下の記事にまとめています。
ベストセラー音楽:Lemon
ドラマの主題歌として話題になり,米津玄師さんはこの年の紅白歌合戦にも出場して一躍時の人となりました。
最新ライブに行った時のレポはこちら。
安室奈美恵が引退
9月16日の沖縄ライブをもって引退となりました。
仮想通貨ブーム ビットコインが急騰からの急落
ブロックチェーン技術を用いた仮想通貨が投機対象としてブームになりました。
この価格変動により億万長者になった人も多く出ましたが,その後の急落で多額の損失を出してしまった人も多数出ました。
映画監督 高畑勲さん死去
宮崎監督と並び,看板監督としてジブリを支え続けてくれた方です。興行収入だけを見れば宮崎さんに及ばなかったものの,高畑さんの映画製作への情熱や探求心に関しては右に出るものはいなかったのではないかと,個人的には思います。
平成31年
平成31年は4か月しかありませんでしたが振り返ってみましょう。
イチロー引退
数々の伝説を打ち出してくれたイチロー選手が引退を表明しました。その後,長年所属したマリナーズのインストラクターに就任することを発表しています。
はやぶさ2 小惑星リュウグウへのタッチダウンに成功
この世界で初めての快挙はYoutubeで生配信されていました。
その様子を記事にしたものがこちらです。
以上,平成の振り返り(平成16年~平成31年)でした!
跡半をまとめて一番印象に残ったことは,前半に引き続き,やはり「ジブリの偉大さ」です。一つの元号の間中,最初から最後までほとんど興行収入1位を記録することが今後起こるでしょうか。
次に感じたのは,やはり「災害の恐ろしさ」です。事件等で亡くなられるよりもはるかに多くの人が瞬間に犠牲となっています。全てではないかもしれませんが,事前の備えや知識により救えた命も多くあったと思います。災害が起こる事は避けられません。しかしまだ見ぬ大災害に際して,被害を少しでも減らすための備えならできます。過去の教訓を大切にして,活かしていかなければならないと感じました。
また,一時代を築き上げた人が亡くなられたというニュースも目立つように感じました。これは自分が現役時代を知っている人が増え,その方々が亡くなっているためだと思います。令和の時代も,そういった出来事があると思うと悲しい気もしますが,それと同じ位また新しいスターが誕生してくれると思うと,楽しみでもあります。
こうして過去30年間をじっくり振り返る機会はそう無いと思います。このように振り返ることで,政治や経済の大局観や,各年代のブームや特徴がつかめてとても勉強になりました!
上皇さまは退位に際してこう述べられました。
「新しい令和の時代が,平和で実りくあることを祈ります。」
令和の時代を作っていくのは今の時代を生きている私たちです。
共に良い時代にしていきましょう!