【朝京都】桜の時期の蹴上インクライン・南禅寺おすすめ朝ルート【河原町~インクライン編】
こんにちは,かなっぺといいます。
今回は,前回の紅葉の季節に続いて,桜の季節の朝京都に行ってきました!
ルートはこちらです。
阪急河原町駅を出発し八坂神社を通って、知恩院,平安神宮・琵琶湖疏水を通り、蹴上インクラインそして南禅寺へと至ります。そして帰りには祇園白川沿いを通ります。
河原町・祇園四条
朝9時前の河原町。朝京都と言ってもそんなに早くないですね。笑
木屋町通りから早速満開の桜がお出迎えです。
まだ朝早いので,お店はほとんど閉まっていて,人もまばらで歩きやすいです。
ただし観光盛りの京都中心部だけあって,前日のゴミがあふれていて,収集車が頑張って回収してくれていました。
地面のゴミは本当に回収が大変そうでした。ゴミ箱が近いからと言って地面に置くのはやめましょう・・・。
八坂神社・円山公園
こんなに人の少ない八坂神社は初めて見ました!
神社をくぐらずに右側から円山公園の方へ向かいます。
途中木蓮が綺麗に咲いていました。
円山公園のしだれ桜です。
正式名称は一重白彼岸枝垂桜(ひとえしろひがんしだれざくら)といい,こちらは2代目です。こちらも老齢化が進んでいて年々寂しげになってしまっていますが,見守っていきたい桜の木の一つです。
知恩院
9:15。知恩院へと抜けます。
正面には,「祝 令和」の文字が飾られていました。
平安神宮・琵琶湖疏水
そのまま神宮通りを直進すると,目印の赤い大鳥居が見えます。
琵琶湖疏水沿いに桜が満開になっていました。
琵琶湖疏水の青色,神宮の朱色,桜の薄ピンクが綺麗です。
疏水を下る船も出ていました。
9:15の時点で11:00の一個前の分まで予約が入っていました。
満開で丸い玉のように房が出来ていてかわいらしかったです。
蹴上インクライン
10:00,噴水が目印の蹴上インクラインのふもとに到着です。
そこから先の琵琶湖疏水はかなりの水流です。
琵琶湖疏水は,明治維新後に首都が東京へ移り,衰退を続けた京都を再繁栄させるため,水運・発電などを目的として琵琶湖から水を引くという一大事業の結果造られたものです。
当時の土木技術の粋を集め,京都の年間予算の2倍という費用と5年という長い年月を経て完成しました。
激流の先に見える坂道に残る線路,蹴上インクラインは高低差のため船が使えない区間,積み荷を降ろさず,船ごと滑車に載せて運ぶために造られました。
約60年もの間物流を繋ぎ,発展に寄与してきた歴史ある場所です。
現在は両脇に植わった桜が見事なため桜の名所となり,このように石畳が作られ,歩きやすいように整備されています。
ここは人気スポットだけに,すでに大勢の観光客でにぎわっていました。
人がいない時間を狙うならもっと早朝に来る必要がありそうです。
インクラインを登り切った先には滑車と船の復元も展示されていました。
そして,琵琶湖疏水工事を指揮した田辺朔郎博士の像が蹴上インクラインを見つめていました。
彼は工部大学校(後の東京大学工学部)の卒業論文として「琵琶湖疏水工事の計画」を完成させ,疏水工事の責任者に着任します。そして日本で初めての技術などを投入して日本人のみで琵琶湖疏水を完成させ,日本の土木工学の礎を築いたと言われています。
インクラインの脇を下っていくと,趣のあるトンネルがありました。
その時は気づいていませんでしたが,「ねじりまんぽ」と呼ばれるトンネルだそうです。
名前の由来はトンネルの中身。よく見ればレンガが斜めになっているのが分かりますか?耐久性を上げるために斜めに積み上げられたそうです。
ちなみにこのトンネルの先がすぐ地下鉄東西線の蹴上駅になっているので,ここにすぐ来たいと言う人は電車が便利です。
以上,桜の時期の蹴上インクライン・南禅寺おすすめ朝ルート【河原町~インクライン編】でした。
次回は最終目的地,南禅寺~祇園白川編です!