米津玄師2019『脊椎がオパールになる頃』ライブレポ【大阪城ホール1日目】
どうも,かなっぺです。
(画像:billboardより)
この方を知らない人ってそうそういなくなりましたね。
2018年発売の『Lemon』が累計250万セールス,Youtube動画の再生数が3億回を超えるというモンスター曲を生み出し,レコード大賞で最高賞を受賞,紅白出場など輝かしい活躍をしている米津玄師さんです。
今回はそんな米津玄師さんのライブに運よく当選することが出来ましたので,3/2の大阪城ホール1日目の様子を記事にしたいと思います!
*セットリスト等ネタばれ注意です。
*MCの内容は記憶違いもあります。悪しからず。
米津玄師のライブに行きたい
前述したように世間で大注目を集める米津玄師さん。
彼は元々2009年頃からニコニコ動画で「ハチ」という名義でボーカロイド曲を投稿されていました。
当初から作曲センスが光っていて,その名義でも人気になっていました。
私はそこで『マトリョシカ』や『アイネクライネ』を聴いていて,「面白い感性で音楽を作る人だな」と思っていました。
それから月日が流れ,あの時のハチさんが米津玄師さんだと知り,改めて曲を聴くようになりました。
また,好きなゲーム実況者の「ナポリの男たち」とも親交があり度々話題に上がっていたことから,いつか米津玄師のライブに行きたい,と思うようになっていました。そんな折に,全国ツアー開催が決定し,「これだ!」と思いました。
当選,チケット発券
ただ,今最もホットなアーティストのライブ,そうそう入手できないことは容易に想像が付きました。調べてみると,近日発売されるCDの購入特典としてライブの先行抽選権が手に入るとのこと。
その後の一般抽選は大激戦になることが予想されたので,この先行抽選にかけることにしました。
そこでCD『Flamingo』の初回限定盤を購入しました。
CDは「フラミンゴ盤」と「ティーンエイジ盤」とがあったのですが,ティーンエイジ盤のパッケージが好きだったのでこちらにしました。
Flamingo / TEENAGE RIOT(ティーンエイジ盤 初回限定)
- アーティスト: 米津玄師
- 出版社/メーカー: SMR
- 発売日: 2018/10/31
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
このようなサイコロが付いています!これも可愛い!
ライブにはサイコロに金具を付けてイヤリングにしている人もいてオシャレでした!
買った動機はライブのためでしたが,普通に買って良かったと思いました。
ここに書かれているシリアルナンバーで応募します。
そして待つこと約1週間。
抽選発表の日,当初開示は12:00だったのですが,
予想以上の申し込みからか,時間が20:00に延期されました。
焦らされながらも待つと,結果が届きました。
・・・
なんと当選していました!
正直当選するとは思っていなかったので驚きです!
やはり先行は一番当選確率が高そうですね。
その後の一般販売の東京でのライブは倍率10倍との噂も出ていました。。
どうしても行きたいライブがあるなら限定された先行抽選を狙うのがオススメです。
物販の行列地獄
というわけでライブ当日。まずは物販!
Twitter情報では「12:00の物販開始を前にすでに物販の列がやばい」とのこと。
慌てて12:00に大阪城ホールへ。
するとこんな感じになっていました。
画面左の白いテントが物販会場。その外に折り返しを含む行列が出来ていて,さらに手前の橋をはさんで対岸までずら~っと行列。。
何度か城ホールのライブに行ったことはありますがこんな行列は初めて見ました。米津人気恐るべし…。
結局グッズを購入するのに3時間並びました。
購入したのはせきついくんスウェット。
とても着やすくて,日常使いも出来そうでお気に入りです!
厳重セキュリティの入場
ライブは転売防止策がしっかりしていて,
①当日入口にてQRコード(スクショ不可)と身分証明書を確認
②チケットのやり取りは公式の「トレード」機能でのみ可(定価のみ)
という徹底ぶり。
さらに座席も当日入場の瞬間になるまで分からず完全ランダム!
そのため,これまでのライブでよく見た「コアなファンが最前列を占拠」みたいな光景はありませんでした。
私はスタンド席のDブロック,ステージのちょうど正面側でした。
眺めはこんな感じです。この画像よりはステージは近かったです。
距離が遠いのは残念でしたが,会場全体を見渡せて演出が1番綺麗に見える席だったので,これはこれでアリでした!ただ今度からはオペラグラス持っていこうと思いました。
セットリストと各曲の感想
そしていよいよ開演です!セットリスト順に曲の感想をば。
1.Flamingo
まさかの1曲目からの最新曲!しかも中央のステージが上下して高低差も付けながら歌って一気に会場のボルテージが上がりました!
初めて本物の米津さんを見た第一印象は,「本当にいた…。」でした。笑
2.LOSER
個人的にかなり好きな曲でリズムもよくてノリノリになれました。中でもタンタンタタビィーン!の所が1番好きです。(この説明でわかる人がどれくらいいるのでしょうか。笑)
残念ながらダンス披露はありませんでした。笑
3.砂の惑星
バックスクリーンにMVの映像が流れて,テンションあがりました!
4.飛燕
かっこいいメロディーラインで好きです!
5.かいじゅうのマーチ
アルバム『BOOTLEG』の中に収録されていて,聴くうちにどんどん好きになっていた曲。1966年に森山良子さんがリリースした『今日の日はさようなら』へのオマージュとなっていて,不思議と懐かしく,優しい気持ちになります。
Youtubeには上がってないので是非アルバムで聴いてほしい。
人を疑えない馬鹿じゃない
信じられる心があるだけ
あなたのとなりで眠りたい
また目覚めた朝にあなたと同じ夢をみてますように
今あなたと出会えて ああほんとによかったな
胸に残る一番星 寂しいのに眩しいのに
まさか歌ってくれると思わなくて,「今あなたと出会えてああほんとによかったな」って声に出して一緒に歌うと泣きそうになりました。
6.アイネクライネ
からのアイネクライネで「あたしあなたにあえて本当に嬉しいのに」って始まって泣きましたよね。
この曲順,意識してたのかな。最高です。
米津玄師 MV「アイネクライネ」
7.春雷
それからまた新しい曲でCMにもなった春雷。ものすごく歌詞が早口なのでよく歌えるな~と思いながら聴いてました。
8.Moonlight
ここから演出が一点アーティスティックに変わり,現代バレエのようなダンサーが出てきて,何だかライブというより芸術鑑賞をしているような不思議な気分になりました。
9.fogbound
Moonlightに続きしっとりとしたメロディー。
演出としては脊椎を模した大きな装置がダイナミックに動いていて迫力がありました。
10.amen
LOSERのカップリング曲。これもしっとりした曲。
11.Paper Flower
こちらはLemonのカップリング曲。これもしっっとりした曲。
12.Undercover
ここで少しテンポが変わります。
ダークではあるけどかっこいい感じ。
13.爱丽丝
アリスと読みます。ここで一気に元気になります。
14.マトリョシカ
これですよ。まさかの『マトリョシカ』。
それを米津さんの声で聴けるという行幸。
後で調べたところによるとこれまでのツアーでは歌ってこなかったようです。
メロディーが流れた瞬間会場でキャー!という歓声が上がりました!
本当にこの一曲が聴けただけで感無量でした。
後のMCにて米津さんは大阪に2年程住んでいたことがあると語っていて,丁度その時期に作曲したのがマトリョシカなので大阪公演でだけ歌ってくれたのかな,と想像しています。
15.ピースサイン
『僕のヒーローアカデミア』のOPテーマですね。
この曲は会場の盛り上がりがすごく,ライブ向けの曲だな,と思いました。
「さらば掲げろピースサイン」のところは皆ピースをしていて会場全体を見渡せる席からの景色は圧巻でした。
16.Nighthawks
この曲の前にMCで面倒くさいことが多いという話(後述)をしていて,この曲の歌詞で
あまりに綺麗だと恐ろしいから汚れているくらいがいい
ああ それくらいでいい 僕らの願う未来
と歌っていて,こういう心境を表しているのかな,と思いました。
17.orion
曲が始まるときに星空っぽい照明になったので,すぐに「orionかな?」と分かりました。
18.Lemon
これだけは聴きたい。そう思っていた曲なので生で聞けて2回目の感無量です。
しかも歌の途中から実際にレモンの香りがするという演出があり,とても粋でした!
19.ごめんね
間奏でオーオーってリズムする所で客席の声に合わせてハモってくれて最高でした。
イエーッっていうシャウトも聞けて感激でした。
20.クランベリーとパンケーキ
「ヒッピヒッピシェイクダンディダンディドンで」と「こんな馬鹿な歌ですいません 嗚呼毎度ありがたし」という歌詞が印象的。
21.灰色と青
さすがに菅田将暉さんは登場しませんでした。笑
でもCDで菅田さんが歌う部分を米津さんが歌ってるのを聴けて新鮮でした。
以上,セットリストと各曲の感想でした。正直これまでの曲を聴きこんでいたわけではないので,聞き覚えがない曲もありましたが,これを機に聴くようになりました!
MC覚書き
MCで印象に残っている所を箇条書きにしていきます。
大阪に2年ほど住んでいた時期があるというの話をしようとするも,特に思い出が出てこず客席から「ないんかい!」って突っ込まれて「えげつないツッコミ入ったね。笑」
スーパー玉出に良く通ったという話もしていました。
「去年は激動の一年だった。自分が作った曲が自分の手を離れる瞬間というのがあって,Lemonはまさにそうで,自分の手を離れてどんどん有名になっていった。」
「Vocaloidから初めて10年くらい,その時から追いかけてきてくれてる人がこの中にどれくらいいるのか分からないけど,」
客席「はーい!」
「大阪調子乗ってんねー。笑 いいことだ,調子乗ってんのはいいことだ。」
「自分はやっぱりPOPがやりたい」
「離れて行ってしまう人がいるのは寂しいことだけれども,でも離れて行ってしまった人に対しても音楽を作り続けていきたいと思っている」
紅白の話も少しして,紅白に前日入りした時は39度の高熱があったそうです。当日は無事平熱に下がったらしいですが,あの舞台裏にそんなことがあったんですね。
「ある人が言ってたけど,自分にとって大事なことは大抵めんどうくさい。でもそれをやっていった結果,こういう美しい日が作れる。」
「良い音楽を作って,友達と喋ってお酒飲んで,こうやっていけたら良い人生だよね。」
「何十年も死ぬまでこういうことをやり続けていきたいからみんなも死ぬまで一緒に付いてきてほしい。」
ちなみに米津さんが言っていた「ある人」は,スタジオジブリの宮崎駿さんです。
プロフェッショナル仕事の流儀で『風立ちぬ』制作の密着番組で宮崎さんがもらしていた言葉。
米津さんはジブリが好きで,昨年宮崎さん・鈴木さんとも対談を果たしています。
好きな人同士が繋がるというのは嬉しいものです。
個人的に,嬉しかったことベスト3は
- 米津玄師さんに会えたこと
- マトリョシカを聴けたこと
- lemonを聴けたこと
です!
とても思い出に残る,素敵なライブでした。
大阪1日目ありがとうございました。また会いましょう。 pic.twitter.com/NOmo4bYj4O
— 米津玄師 ハチ (@hachi_08) March 2, 2019
今回のライブの予習のためにアルバム4つ『BOOTLEG』『YANKEE』『Bremen』『diorama』を聴きましたが,私は断然『BOOTLEG』がオススメでした。
今回のライブでもこのアルバムから14曲中12曲も選曲されていて嬉しかったです。
米津さんの曲はその人気の通り,人を惹きつける魅力を持っていると再確認しました!
これからも米津さんの活躍に期待しています!