Bathking in the sun.

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旅行,時事,ゲーム,テクノロジー等について思ったことを書いています。

常滑散策

ロンドン・パリ旅行記が滞っているので息抜きに常滑散策日記を書きます。
ひょんなことから焼き物に興味を持ち始めたこと,最近名古屋に良く行くようになったことから,
今週末に常滑に行ってきました。
常滑は愛知県南部にあり,古くから陶芸が盛んな六古窯(ろっこよう)の一つで,中でも最古で最大とのことです。
脱線しますが愛知県は古くから陶器や陶芸業が盛んだったんですね。
有名どころでも洋食器のノリタケやナルミ,焼き物の瀬戸焼常滑焼,衛生陶器のTOTOINAXなどがあります。

名古屋駅から名鉄で約40分ほど南下し,ロンドンに発ったセントレア空港がある駅の2つ手前が常滑です。
着いてまず入った定食屋のカウンターにて早速焼き物が置いてありました。

駅にはすぐ観光案内所があり,タウンマップなどが貰えます。
徒歩での散策ルートが乗っていて,1.4km程のAコース,もう少し広範囲のBコースがあります。
常滑の歴史等を知りたかったのでまず資料館があるとこなめ陶の森へのバスに乗りました。
今回は時間が合って乗れましたが,バスは1時間に1本と少ないのでご注意。
徒歩でも20分程だと思うので歩くのも手です。

ちなみにこの日は平成30年3月3日。
平成が終わろうとしている今この並びにも少し感じるものがありますね。

とこなめ陶の森の資料館は入場無料でした。
そこでたまたまですが,陶芸研究所の修了制作展が行われていました。
修了生の方からお話を聞いて初めて知ったのですが,
陶芸研究所というのは陶芸について学べる2年生の学校のような所だそうです。
今年は4人の方が作品を展示していました。




それぞれ学びたいことに合わせて作品を制作できるようで,
陶芸の腕を磨いている方,やきものを通じて人とのつながり,暮らしとの関わりを考えている方,造形により多様な表現をされている方,それぞれに個性があり見ていてとても感じ入るものがありました。
一言で陶芸と言っても,伝えたいことは人それぞれで,無限の可能性があるものだなと実感しました。
写真はありませんが,左利きの人用の急須や,返しがついたボウル,抑えなくてもふたがとれない印籠蓋の急須など,ユニバーサルデザインの作品もあり,そちらにも興味が湧きました。

修了展がとても面白く,つい長居してしまったためその後少し駆け足で散策。
INAXライブミュージアムはさらっと見て回る程度。
こちらはワークショップなどが盛んみたいで,光るどろだんご造りやタイル作品の制作などが行われていました。これはまた機会があればやりたいです。タイル博物館も入らなかったので,また時間があるときにゆっくり見て回りたいです。

それから駅近くの散策ルートを見て回りました。
多くのギャラリーや煙突のある街並み,陶器に関連したものばかりで見ていてとても楽しかったです。

とあるギャラリー。床は陶器の破片。

この土管坂なんかはインスタ映えしそう^^

非常に充実した常滑散策でした!