Bathking in the sun.

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旅行,時事,ゲーム,テクノロジー等について思ったことを書いています。

震度6弱の地震を経験した日の記録

こんばんは。

本日朝8時頃,大阪府北部で震度6弱地震が発生しました。

地震で亡くなられた方には心よりお悔やみ申し上げますとともに,被害を受けた方には心よりお見舞い申し上げます。

私自身もこの地域の近くにいたためこれまでの人生で経験したことのない激しい揺れを感じました。

地震発生から時間が経った今,やっと落ち着いてきたので記録のため出来事をまとめていきます。

 

朝8時頃,通勤のため駅の構内にいた時,まず,ズシン,と不気味な音が響いて,1秒後くらいにガタン!ガタン!という激しい横揺れに襲われました

体感としては5秒くらいの間でした。

と同時に緊急地震速報が鳴りました。

自分の意志で動くことはできず,倒れないようにするのが精いっぱいでした。

揺れが収まってすぐ,改札を出ました。

駅の構内は建物の継ぎ目等から謎の土が噴出しており,構造的に危険と感じたためです。

とりあえず外に出てすぐ家族に電話をしました。

お互いの安否を確認しつつ,もう少し安全そうな場所に移動しました。

電車に乗っていた人は下ろされたり,構内にいた人も外に出されている様子でした。

会社に電話をかけてみましたが電話が通じませんでした。

あの揺れだと少なくともすぐは電車が動かないだろうと判断して,家の様子も気になるのですぐ帰宅することにしました。

帰宅途中,マンホールから水があふれたり建物から水が出てきていて,

一部で水道管が破裂している様子でした。

また,ビルの外壁が落ちたり植木鉢が割れたりといった被害が見て取れました。

 

8時半頃,無事帰宅。

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写真は地震発生時刻で止まった時計。

家の中はまさにぐちゃぐちゃという表現がぴったりの様相でした。

特に食器棚から食器が飛び出ていて,お皿は半分近く割れてしまっていました。

会社の方は同僚と連絡をとりつつ,緊急連絡網が回ってくるのを待つことに。

片付けの前にまずは安全確保のために仕入れた情報を実践。

・玄関の扉を開ける。

・元栓を閉める。

・水道が止まる恐れがあったのでお風呂に水をためる。

 水はわずかに濁っていました。

停電が起こっていなかったのが幸いで,冷蔵庫等の心配はせずに済みました。

 

9時頃,とりあえず家も緊急の様子ではなかったので会社の安否確認。

緊急連絡網で本日は一日自宅待機との連絡が入りました。

この辺り会社の判断が早くて助かりました。

課の人でグループを作って状況を報告し合いました。

既に会社にいた人は総務課長が来るまで火の元の確認や最低限出来ることを対応してくれているようでした。

私のようにすぐ帰れる人は帰宅,通勤途中の人は長い道のりを徒歩で帰宅するか,電車の復旧を待つとのことでした。徒歩で絶対帰れない人は近くにいる課の人の家に身を寄せることになりました。

いち早くLINEグループで連絡を取り合うのが情報の伝達にはよかったです。

 

自宅待機となったため,テレビやTwitterで情報を得ながら家の片づけを始めました。

主な被害は食器棚・タンスをはじめとする棚の転倒による物の散乱です。

ガラスや陶器の割れ物が散乱しているため,スリッパをはいて,手袋をして作業を進めました。

今回の地震で補強が必要・危険だと感じた部分は

・食器棚:扉のロックを付ける必要がある。

・各種棚:転倒防止のためのロックを付ける必要がある。

・高い位置の割れ物:棚の上に無造作に置くのは危険だとわかりました。

・部屋の中の観葉植物:土が散乱したことにより片付けの労力が2倍くらいになってしまいました。。今後葉物はすべて外に出すことにします。

・全体的な物の多さ:物が多い分片づけが大変でした。全体的に物を減らす必要があると感じました。

 

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途中,家の内壁・外壁の確認も実施しました。

ところどころヒビが入ってしまっています。この辺りの点検・修繕はどうしたらよいのか,まだ調べられていません

また,余震に備えて以下のことを実施。

・水・食料・通帳・印鑑・カード・現金などをリュックにつめてまとめる。

・携帯の充電。

動き通しでは体力が持たないので都度休憩しながら作業。

時々ズシンと揺れるのでそのたびに警戒が続いて気が落ち着きませんでした。

 

15時頃,家の片づけが落ち着いてきました。

震度5以上の揺れを検知するとガスが自動で止まっていて,自分でガスメーターのボタンを押して停止を解除させる必要があるそうです。

余震が考えられるのですぐ復旧させるのは止めました。

ガスコンロはあるのですが,念のため,

万一に備えて食料の買い出しに行くことにしました。

スーパーは多くの人で溢れていました。皆考えることは同じです。

パンや水・お茶はすでに売り切れていましたが,他のものはまだ残っていました。

食料を買って帰宅し,片付けの続きをしてました。

 

片付けで結構汗をかいたので冷水ですがシャワーを浴びました。

夏に差し掛かっているとはいえ冷水シャワーは風邪をひきそうなほど冷えました。

ポットにお湯作って,水で割って使った方がよかったと思います。

夕食は,念のためまだ余震を心配して,ガスコンロは使わずインスタント系で済ませました

夜は周りに棚が無いリビングに布団持ってきて寝ようと思います。もちろんすぐ動ける準備は近くに置いて寝ます。

 

このように,今日は概ね地震発生→安全確保→安否確認→片付け&余震対策,(情報収集は逐一)」といった順序で動きました。

私は幸いすぐ帰宅することができましたが,通勤途中の駅で立ち往生した人は結局夕方頃まで帰れなかったみたいです。今日連絡とり合った人の中では,帰宅困難者が一番大変だなと感じました。

被害の状況に応じて優先度が変わると思うので一概には言えませんが,見知らぬ土地で立ち往生した場合にも,どのようなことをすればいいのか,シミュレーションしておくと有事の行動が素早く行えると思います。

 

明日以降近畿は雨に見舞われるようなので,地盤の緩んでそうな所には気を付けます。

近隣にお住まい方も,くれぐれもご注意ください。

 

 地震後の生活もまとめました。