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『思い出のマーニー』−試写会の感想まとめ−


今日はスタジオジブリ最新作『思い出のマーニー』の試写会に行ってきました。
実は写真の通りチケット二枚当たってしまったのですが・・・^^;
それはともかくとして、事前情報と照らし合わせて私の感想をまとめました。

ちなみにこの作品、イギリスの有名な児童文学が原作なのですが、私は読まずに映画を鑑賞しました。
原作はこちら。

特装版 思い出のマーニー

特装版 思い出のマーニー

①『借りぐらしのアリエッティ』以来4年ぶりの米林宏昌監督作品
結論から言うとストーリー立てはイマイチでした。
映画は全部で1時間43分と一般的な長さですが、
開始から8割は展開が遅い。そして残る2割は急展開
前作アリエッティで盛り上がりに欠けると言われていたのを気にしてか、最後は確かに盛り上がりがあって良かったです。
ただ、最後に色々と明かされる事実に反して、前半は杏奈とマーニーの両方に謎が多い。
そのため原作を読まずに映画を見ると、「???」というもやもやした状態が8割続きます
まぁ最後にすっきり解決するので良しとしてもいいかな、という感じです。
2回目見るとまた違った目線で楽しめるので良いかも、と思います。


ジブリ史上初のWヒロインと豪華声優陣
今までのジブリに多かった「ヒーローとヒロイン」(シータとパズー、アシタカとサン、ハクと千尋、ポニョと宗助などなど・・・)ではない「Wヒロイン」。これはこれで新鮮で良かったです。

また、声の出演ではWヒロインの高月彩良有村架純をはじめ松嶋菜々子寺島進根岸季衣、森山良子、吉行和子黒木瞳と、こちらは最近のジブリ同様、声優ではない人達の起用が目立ちました。
風立ちぬ』の庵野さんの声が賛否両論を呼んだのは記憶に新しいですが、今度は特に違和感もなく、自然に聞くことが出来ました。
特に杏奈役の高月彩良さんは自然な演技で好印象でした。


③百合っぽい
これは予告編とかの前評判でかなり噂されてますよね。
そして実際、百合っぽいのは正解でした。
杏奈とマーニーの触れ合いの要所要所で、杏奈頬赤らめすぎ
ただしあくまで「百合っぽい」だけであって、実際は「百合ではない」ですので悪しからず。
健全な全年齢対象映画ですよジブリは。笑


④北海道の釧路が舞台
原作は海外が舞台のところを、日本の釧路を舞台にアレンジしています。
ただ、季節が夏の設定であるからか、「日本の田舎感」は出てますが特に「北海道感」は無かったように思います。


@エンドロールに流れるスタッフを見ての感想
種田陽平さんが初の美術監督
 種田さんの個性が存分に反映されていました。
 特に杏奈の家とマーニーの住む「湿っ地屋敷」なんかは、アリエッティを彷彿とさせる内装や色使いでした。

男鹿和雄さんが美術担当。
 トトロの頃からジブリの背景を描いてこられた男鹿さんが健在でした。
 そのため今までのジブリ作品同様素晴らしいクオリティでした。

色彩設計保田道世さんが引退(?)。
 知る人ぞ知るジブリ色彩設計をほとんど手掛けてきた保田さんの名前を発見する事ができませんでした。
 一度は引退したものの、『風立ちぬ』で復活されていたのですが、やはり本格的に引退されたようです。

安藤雅司さんが作画監督
 『もののけ姫』、『千と千尋』と作画監督をつとめたもののフリーに転向され、今回13年ぶりにジブリ作画監督を務めていました。

・協力者名に『舟を編む』の三浦しをんさん
 協力という所に三浦しをんさんの名前を見つけました。
 どういった形で今作に関わってるかは興味がもたれる所です。

*さいごに
今までのジブリ作品中の登場人物はよく画面いっぱいに動き回っていました。
一方で今作の登場人物はあまり動かないなぁという印象でした。
舞台もほとんど杏奈の家か湿っ地屋敷周辺。
個人的にはもっと色々動き回ってほしかったなと思います。

一方でご飯が美味しそうなのは健在でした。
マーニーの家のパーティに出てくるお肉料理や杏奈の家で出てくる家庭料理はどれもとても美味しそうでした。

エンドロールに宮崎駿高畑勲の名前も載らないジブリ最新作『思い出のマーニー』、
ジブリを好きな人
・マーニーの原作が好きな人

にはこの映画はおすすめしたいと思います。
そして、
・宮崎さん(もしくは高畑さん)の作品だけが好きで、アリエッティは微妙だった・・・という人
はDVDレンタルやテレビ放映で見る程度で良いのではないかな、と思います。



以上、思い出のマーニーの試写会感想まとめでした。
また何か思い出したことがあれば追記します。

ちなみに、後日『夢と狂気の王国』や『ジブリレイアウト展図録』についての感想も更新予定です。