Bathking in the sun.

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旅行,時事,ゲーム,テクノロジー等について思ったことを書いています。

生物と無生物のあいだ

今読んでる本が中々面白いです。題名は「生物と無生物のあいだ」。大学1回の頃に大学の教授が薦めていたのを覚えてて、この間たまたま図書館で見かけたので借りてみました。分子生物学の誕生の歴史を紐解きながら、生物と無生物とを区別する定義は何かという問いに迫っていくという内容。
「ワトソンとクリックがDNA2重らせん構造を提唱した。」という淡々とした事実だけは高校の時に知っていたけれど、その解明に纏わるエピソードや、彼らの影で日の目を見ることの無かった女性物理学者の存在は初めて知りました。エイブリーの「遺伝子の正体はDNAである」という発見やシャルガフの「ATとGCの含量の比はどの生物においてもほぼ等しい」という発見も、暗記事項として無機質に覚えていたけど、実のところそのひとつひとつにドラマがあって、研究者達の生き様が隠されているって事を実感しました。
いつも雑誌を探してるサイトでワトソンとクリックが2重らせん構造を提唱した当時の論文を発見しました。
http://www.annals.org/content/138/7/581.full.pdf+html
このたった2ページの論文が、世界にすさまじい衝撃を与えたんだなぁと思うと、ちょっと感動してしまいました。
ちょっと論文読むのが苦痛になってきてたけど、これを読んだ後は自然と読もうって気になりました(o´U`o)


明日はandropのライブ!楽しみ〜(●´∀`)人(´∀`○)